賃貸物件に長く住み続けていると、エアコンやガスコンロなどの設備がうまく動作しなくなったり、壊れたりすることがあります。
もし設備が壊れてしまったら、どこに連絡すれば良いのでしょうか？
また、設備が壊れた責任を問われて、修理費用の負担を求められないか、不安に思う方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、賃貸物件の設備とはなにか、というところから、設備が破損した場合の対応方法や、修理費用を自分で負担しなければいけないケースについて解説します。
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賃貸物件の「設備」とは？
賃貸物件における「設備」とは、入居前から部屋に設置されている設備のことです。
賃貸物件によって初期設備は異なりますが、一般的にはエアコン、キッチン、IHクッキングヒーター・ガスコンロ、給湯器、洗面台、トイレ、温水洗浄便座などがあります。
賃貸物件の初期設備は、入居者の快適な生活に欠かせないものといえます。
なお、これらの初期設備は大家さんの所有物であり、勝手に取り替えることはできません。
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賃貸物件の設備が破損した場合の対応方法
賃貸物件の設備が破損した場合は、まず速やかに大家さんへ連絡しましょう。
賃貸物件の設備が破損した場合、入居者の責任が問われるかどうかは、その原因によって異なります。
入居者が故意や過失によって設備を壊した場合は、入居者の責任となり、修理費用を自己負担するのが一般的です。
一方、災害などで入居者の意思とは関係なく設備が壊れた場合は、入居者の責任がとわれることはほとんどありません。
その場合、大家さんや管理会社が修理費用を負担することになります。
ただし、設備に不具合があったときに、すぐに大家さんへ連絡せずに長期間放置して悪化させた場合は、入居者の責任となることもあります。
その場合、修理費用の一部や全額を負担することになるかもしれません。
設備に問題があったときは、早めに連絡することが大切です。
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賃貸物件の設備が破損した場合の注意点
まず、破損した設備が残置物である可能性には注意が必要です。
残置物とは前の入居者が置いていった物のことで、残置物は大家さんの管理義務がありません。
初期設備と思っていたものが残置物だった場合、壊れたら入居者が修理や処分をしなければなりません。
初期設備残置物の区別は、賃貸借契約書や重要事項説明書を読んで把握しておきましょう。
また、原状回復費用についても注意が必要です。
生活での汚れや傷は経年劣化とみなされますが、それ以外の場合は原状回復義務によって借主が負担することになります。
その場合、通常は契約時の敷金から支払われますが、汚れや傷の程度によっては追加費用が発生する可能性があります。
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まとめ
賃貸物件の初期設備は、入居前から部屋に設置されるエアコン、キッチン、ガスコンロなど、入居者の快適な生活に欠かせないものです。
賃貸物件の設備が破損した場合、故意や過失による破損は入居者の責任となり、修理費用を自己負担する必要があります。
また、初期設備と残置物と混同しないよう、賃貸借契約書や重要事項説明書の内容についても把握しておきましょう。
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